宝物 番外編付き
おしゃべりに夢中になっていたら料亭のオードブルを持ち、普段着に着替えた慶一郎と蓮がやって来た。

「こんばんは!」

「おかげさまで、建設会社と正式に契約して参りました!
本当に、本当にありがとうございます!

トマト缶が出来上がったら大平家へお持ちしますので、1年くらいお待ち下さいませ!」

「蓮ちゃん! 頑張ってね!」

「美味しいトマトをたくさん作ってくれな!」

「ありがとうございます!」

蓮は深々と源太郎ご夫妻に頭を下げた。

「ところで〜蓮ちゃん。
婚約者のくるみちゃんは?」

「え? まだ帰ってない?」
蓮と慶一郎は、顔を見合わせて驚いた。
< 297 / 435 >

この作品をシェア

pagetop