僕等はきっと、満たされない。

「あ、そこ座ってください
今、グラス出します」



ワンルームで

ソファーとテーブル、テレビ

ベッド



それから

仕事の道具かな?

何かの機材がたくさん置いてあった



物がたくさんある割に

ちゃんと片付いてて広く感じた



「グラスいらないよ
いつも缶のまま飲んでるから…」



そーゆー女ダメ?

言った直後に思った


洗い物増やしたら悪いな…って

一応気を使って言ったつもりだけど



「オレもひとりだと直飲みです」



よかった



「うん、気使わなくていいよ
おつまみも、適当に摘もうよ!
割り箸あるよ」



オマエが気を使え!って思われた?



ソファーの前のテーブルに

バルで買った惣菜を並べた



女子力なし

女子なら取皿とかに取り分けてあげるよね



しかもテイクアウトのお惣菜

あの人には手料理作ってたのにな…



「あ、じゃあ、早速飲みますか?」



「うん」



彼が私の隣に座った



肩が触れて少し気になった

わざわざ隣に座らなくても…



「あ、狭くてスミマセン」



彼が反対側に座り直した



私の反応見てる?



やっぱり彼

慣れてるのかも…



緊張してるとは言ってたけど

ホントに初めてなのかな?

やっぱり何人かと会ってる?



左耳に2個ピアスが開いてた



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