僕等はきっと、満たされない。

宙くんがすぐにアパートに来てくれた



玄関のドアを開けて

泣いてる私を見て

驚いた顔をした



宙くんに話した



私とあの人のこと

私がアプリを利用した理由



泣いてる私の背中を

宙くんは

黙って擦って聞いてくれた



「晴さん、その人のこと大好きだったんですね

オレなんか、これから先も
そんな大恋愛できないかも…
自分がするとは思えないし…

その人は
もぉここにはいないけど
香りの中に残ってるって
なんか、素敵ですね」



宙くんに話したことが

全部

綺麗な思い出になっていく気がした



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