愛してしまったので離婚してください
今日はお日様の光がまぶしい。

扉を開けた瞬間、まぶしさに思わず目を閉じる。
光になれるようにゆっくりと目を開けると・・・

「・・・!?」

そこにいるはずのない人が立っていた。

考えすぎて幻を見てしまっているのかと何度も瞬きをして、目をごしごしとこする。

それでも、その幻は消えない。

なんで・・・どうして・・・・


驚きすぎて声が出ないとはこのことなのだと初めて知った瞬間、私の体はすでに少し懐かしく感じるぬくもりに包まれた。
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