キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
「遼ちゃん……遼平」         
                 
                 
震える声で、彼がいつか読んで欲しいと言っていた様に呼んでみる。       
              
               
いつか……私が彼に恋をしたら。     
                   
                 
それを聞いた私はただ、いつかの定義が分からず、いつ呼べばいいのよなんて思ってた。  
                  
                  
それが悔しくて、唇を噛む。       
              
                 
泣きそうになりながら、その日は眠りについた。
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