キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
そう言って、今度は腰を浮かして、目にたまった涙を拭ってくれた。      
               
               
「高田くん。私の事、呼び捨てでいいよ」


「僕も前から言おうと思ってたけど、律って呼び捨てでいい」         
                 
                 
また、私達は笑い合った。    
        

たったこれだけの事が、大きな誤解を生んでいるとも知らずに。
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