幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
「―っ! ちゃんと言ったのに! な、なんで、キス……」

「可愛すぎるから悪いんだ」

「僕はキスしないとは言っていないよ?」

「もーっ!」



そんなことを言いながらも笑い合う私たち。


私のアイドル人生は始まったばかり。

唯斗くんと春馬くんと一緒に成長していこうと思う。


ピロン!

私の携帯が鳴る。

携帯を手に取る私。



「男からか?」

「男だったら許さないからね?」

「もうっ、違うってば!」



携帯の画面に表示されていたのは。



『美羽! 最高に輝いていたよ!』



と、琴音ちゃんからのメッセージだった。

私はひとり、頬をほころばせた。



「やっぱり男なのかっ⁉」

「美羽ちゃん携帯見せて!」



……唯斗くんと春馬くんとの関係はこれからもまだまだ続きそうです。
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