隣の住人。




家に帰ったらパパは既に帰宅していて、謙人を晩酌に誘っていた。





「ぜひ!」




お風呂に入った後、リビングで飲み会が始まった。

おつまみはママが作ってくれて…私は少しだけ摘んだ。





『これ美味しい!作り方教えて』

「しょうゆと鰹節を振りかけるだけよ」

『だって、謙人作ってね』



「謙人くんが料理担当なの?」

と、予想外の答えだったみたいでびっくりしていた。




「作るとしたら俺っすね」

『謙人、上手だから』

「ひなもちゃんとやりなさい」

『できる人がやればいいんだよ』

「逃げられちゃうよ」

『大丈夫だよね』と、謙人を見たら笑っていた。




『逃げるの?』

「逃げないよ」

『ほらね。謙人はひなのこと好きだから』




家だったら、絶対キスする案件だった。




「ひなのことよろしくね」と、パパが呆れて言った。

どっちかというと謙人の味方みたいな感じじゃん。





「このお酒うまいっすね」と話を変えた謙人。ナイス!




「美味しいでしょ?地元のお酒だよ」

「これ買って帰りたいです」

「送ってあげるよ。」

「いいんすか?」

「体を壊さない程度に飲んで。たまには帰ってきて一緒に乾杯しよう」

「ぜひ!ありがとうございます」






11時過ぎまで、晩酌は続いてパパも謙人も楽しそうで私まで嬉しかった。




結婚を反対するような親ではないけど…不安が全くなかったわけじゃない。

だから、いつもとは違う複雑な感情で帰ってきたけど一緒に晩酌してる姿を見て安心した。







安定にパパが酔っ払って自然解散した。

部屋に戻った後は、すぐに布団に入ってお互い即寝だった。






< 392 / 439 >

この作品をシェア

pagetop