隣の住人。





次の日、起きたら…というよりも、少し体調が悪くて起床した。



隣に謙人がいたから、謙人に近寄ってまた寝た。

謙人が起きたタイミングで私も起きたけど、体調はいまいち。





『なんか体調が悪い』

と、言うとおでこに手を当てられたけど「わからん」。





わからなそうな顔してる。





「この家に体温計ある?」

『ないと思う』

「買ってくるから待ってて。顔色悪いし熱あるよ」

『浜ちゃんたち帰ったの?』

「帰った」

『薬も買ってきて』

「わかった」





謙人は颯爽といなくなり、私は再び布団に入って眠りについた。



自分の実家に行ったのに、疲れたのかな。

絶対、謙人の方が疲れてるはずなのに…ごめんって感じ。





私が起きるまで起こさないで待っててくれたらしくて…起きた時に体温を測ったら『38.4』だった。



辛いわけだ。

食欲もないし、寒気もするし…典型的な風邪症状。




真夏なのに、寒気がして…布団をかけてもらった。






「バイト、お休みする連絡しな」

『…ぅん』

「なんか食べる?」

『今は食べたくない』

「俺がバイト行く前になんか食べて」

『あと少ししたら食べる』





「寝てていいよ」と言って、風邪がうつる可能性だってあるのに抱きしめてくれて背中を摩ってくれた。

謙人の優しさに泣きそうだったけど、寝落ちの方が先だったみたいです。




薬を飲んだから起きた後は少し楽になった。




『少し食べられそう』

と、言うとお味噌汁とゼリーを持ってきてくれた。




でも、3口ほど食べたら気持ち悪くなってきちゃったから強制終了した。





『ありがとう謙人』

「心が痛いけど、バイト行ってくる」

『ぎゅしよ』と、言うと強く抱きしめてくれた。





『行ってらっしゃい〜また明日ね』

「ごめんな。行ってきます」





玄関までは送れず、寝室から手を振ってバイバイした。

寂しいけど、こればっかりは耐えるしか方法はない。




解熱剤が切れると熱が上がってしまっていたから、自分のバイトはお休みをもらって家で療養した。





健康が1番ってことを身に染みた。





元気になったら謙人とデートする事ばかりを考えて、ひたすら寝たけど…次の日も良くならなくて。





大嫌いな病院に行くことにした。




最近はコロナウィルスの影響で熱がある人は事前に連絡をしないといけないらしくて近くの病院に電話した。




「はなまる病院です」

『熱が2日間続いてまして』

「熱以外に症状はありますか?」

『食欲がないのと、寒気と頭痛です』




電話での問診と、名前と生年月日と聞かれて最後に「妊娠されてる可能性はありますか。」と言われた。




…否定はできない。

妊娠してもおかしくない行為は何度もしているから。




『わからないです』と、正直に答えたら「もし少しでも可能性があるようでしたら婦人科に行って頂いた方がいいかと思います。」と言われた。





「今日はどうされますか?」

『…ゃめときます。』

「それではお大事にしてください。失礼します」




と、病院との電話が切れた。





それと同時に謙人は不思議そうに私の方を見ていた。





「なんだって?」





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