隣の住人。




『妊娠してるかもって』

「え?」

『妊娠してたら、この薬もダメじゃん』

「生理は?」

『来てないね』





そういえば、全然来てない。



不順も多いタイプだったから、何も考えてなかったけど…今思えば、全てが繋がる気がした。



改めて、

スマホで妊娠の症状を調べたらほぼ当てはまっていた。





体のだるさ、生理が来そうな胸の張りもあるし…熱が高いのが気になるけど人それぞれって書いてあるし。






『妊娠してたらどうする?』

「俺は産んで欲しいけど…最後はひなが決めて」

『産みたいけど、不安も大きい』

「とりあえず検査してみる?」

『買ってきてくれる?』

「うん、買ってくる。待っててな」




と、言って謙人は買いに行ってくれた。






妊娠か…




こんな早く子どもを授かると思わなかった。

だって実家から帰ってきて次の日だよ?



実家にいたまま、体調不良になってたら謙人は先に帰っていただろうから良かったのか悪かったのか…





もし妊娠してたら、バイトも辞めるしかないな。




色々考えていたけど、ベッドに横になっていたら寝てしまったらしく…起きたタイミングで謙人がきた。




「起きた?」

『寝てた』

「起きられそう?」

『大丈夫だと思う』





と、いうわけで謙人から検査薬をもらってトイレに行って…説明書を読みながら進めた。





初めて使うから、わからないことだらけ。




けど、ゆっくりやっていたらゆっくりしすぎて…謙人が「できた?」と声をかけてきた。





『これ妊娠してたらここに線がでるの?』

「そうだと思う」

『でてる』

「ひなの体調不良は悪阻みたいな感じ?」

『そういうことだね』





嬉しさより不安の方が大きくてどうしたら良いかわからなかった。




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