ネトゲ女子は社長の求愛を拒む《宮ノ入シリーズ②》
「ま、まさかー!そこまでゲーム中毒じゃないですよ?」
『それならいい。もうすぐ帰る』
電話がきれた。
気のせいじゃなかったら、電話口で笑ってなかった?
私の考えなんかお見通しってわけ?
「まだまだ甘いですよ」
三日程度なら、遅れもたいしたことはない。
そう思いながら、おしゃれなクッションを手にした。
そう、私はまだ直真さんに言ってないことがある。
それは―――直真さんが好きだから、私だって多少の努力はしますよってことを。
私のTシャツとジャージとかは我慢して、間抜けなネコのクッションも実家に置いてきた。
直真さんは気づいてないだろうけど、私だってちゃんと考えている。
それに私は宮ノ入グループのマンションに住む奥様になるんだから。
クローゼットの中にあるお気に入りの『どすこい。』と毛筆字体で書いたTシャツと小豆色ジャージをそっと奥深くへと片付けたのだった。
しばしのお別れよ……。
『それならいい。もうすぐ帰る』
電話がきれた。
気のせいじゃなかったら、電話口で笑ってなかった?
私の考えなんかお見通しってわけ?
「まだまだ甘いですよ」
三日程度なら、遅れもたいしたことはない。
そう思いながら、おしゃれなクッションを手にした。
そう、私はまだ直真さんに言ってないことがある。
それは―――直真さんが好きだから、私だって多少の努力はしますよってことを。
私のTシャツとジャージとかは我慢して、間抜けなネコのクッションも実家に置いてきた。
直真さんは気づいてないだろうけど、私だってちゃんと考えている。
それに私は宮ノ入グループのマンションに住む奥様になるんだから。
クローゼットの中にあるお気に入りの『どすこい。』と毛筆字体で書いたTシャツと小豆色ジャージをそっと奥深くへと片付けたのだった。
しばしのお別れよ……。