Present for you〜Lady side〜
百貨店から比較的近い私の家に行くことになり、「ちょっと散らかってるかもしれないけど……」と言いながら彼方さんを家に上げた。彼方さんがこの家に来るのは久しぶりで、ドキドキしてしまう。

「お邪魔します。さあ、未来ちゃん!服を着て俺に見せて?」

彼方さんは家の中に入るなりそう言い、服の入った袋を渡される。私は「は〜い」と返事をし、隣の部屋で着替えをパパッと済ませた。

「どうかな?」

彼方さんの前に出ると、彼方さんは何も言わずに私に近づき、私の唇を奪った。突然のことに驚くも、彼方さんのキスは止まらない。

「んっ……んっ……」

しばらくキスをされた後、私の視界に家の天井と彼方さんがあった。押し倒されたらしい。

「か、彼方さん!何を……」

「ああ、男が服をプレゼントする意味、知らなかったんだね?」

彼方さんは妖艶に笑い、服の中に手を入れながら耳元で意味を囁いた。




服「その服を脱がしたい」
< 12 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop