confused me
「ごめんね、怒って首絞めちゃった...もうしないって決めたのに」


「......もう匂い、しないです」


「ぎゅってしよう」


半裸の彼と抱き合う。
暖かい。あの強い香水の匂いも、もうしない。


「僕、マフィアって言ったでしょ?それで...次のターゲットを殺すために、ハニートラップを仕掛けてるんだ」


彼は包み隠さず話した。
とある企業に圧をかけるため、一人娘を殺すこと。

そしてそれは、今晩決行すること。

その一人娘さえ殺してくれれば、しばらく仕事はないので、夜2人でいられること。


「ねぇ、嫉妬した?香水の匂い」


「...悪いですか?」


「悪いよ、十分。可愛すぎて、他の人間の目に触れさせたくないよ」


彼はそっと私の頭を撫でる。
今日もまた薬を飲んで寝たが、よく眠れる気がした。
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