魔法の恋の行方・7日目の恋(シリーズ5 ダリウスとリセ)
<アラステアの山荘からの帰宅・車の中・その6>
帰りは、ダリウスが自分で運転した。
リセは・・
後部座席で、ほとんど横になっている状態だった。
途中でダリウスは、自分で引継ぎ警備の連絡をした。
「あと30分で着くが、
警護担当者の体調が悪い。
すぐに迎えの車を、ホテルの駐車場に待機させろ」
ホテルの駐車場に着くと、
ダリウスが先に車から降り、
後部座席のリセに、手を差し伸べてくれた。
リセが何とか車から降りると、
待機していた警備担当者が、
こちらに走ってくるのが見えた。
いつもの通り・・
ダリウスは何も言わなかった。
「御迷惑をおかけしました」
リセは深々と頭をさげた。
今日が最後だから、
きちんと仕事をしたかったのに・・
いや、違う・・
この先、この人とは
二度と会うことはないから
ダリウスは、
その頭に手を軽くふれると、
別の警備担当者と共に部屋に戻っていった。
帰りは、ダリウスが自分で運転した。
リセは・・
後部座席で、ほとんど横になっている状態だった。
途中でダリウスは、自分で引継ぎ警備の連絡をした。
「あと30分で着くが、
警護担当者の体調が悪い。
すぐに迎えの車を、ホテルの駐車場に待機させろ」
ホテルの駐車場に着くと、
ダリウスが先に車から降り、
後部座席のリセに、手を差し伸べてくれた。
リセが何とか車から降りると、
待機していた警備担当者が、
こちらに走ってくるのが見えた。
いつもの通り・・
ダリウスは何も言わなかった。
「御迷惑をおかけしました」
リセは深々と頭をさげた。
今日が最後だから、
きちんと仕事をしたかったのに・・
いや、違う・・
この先、この人とは
二度と会うことはないから
ダリウスは、
その頭に手を軽くふれると、
別の警備担当者と共に部屋に戻っていった。