エリート外交官の激愛~秘密の一夜で身ごもった子ごと愛されています~
「森尾さん、外交官だったんですか? 世界を飛び回る仕事ですよね。すごい、かっこいいです!」
「あ、ありがとう。でも今は違うから――」
「なんで辞めちゃったんですか? 周りにハイスペックな男性がいっぱいいそうなのに、もったいない。私なら玉の輿に乗れる結婚相手を見つけてから辞めます」
(あれ? 鏑木さんって、実は結構、肉食系……?)
ハイスペックな男性という言葉に、布施の顔が浮かんだ。
恋愛や結婚をするために外交官になったわけではないが、結果として瑞希は布施に恋をした。
自分の気持ちに気づいた時、布施には婚約者がいたので、叶わぬ恋だとわかっていても密かに想いを募らせていたのだ。
彼に片思いをしていた当時の気持ちに戻されそうになり、瑞希は鏑木から離した手を握りしめた。
そして無理して口角を上げる。
「鏑木さん、私はシングルマザーなんだよ。知らなかった? 母親業に忙しいから出会いはいらないんだ。それでは蛭間さん、私はバックヤードに戻りますね。お茶が足りなくなった時に備えて、ポットをもう一台、用意しておきます」
「あ、はい。すみませんがよろしくお願いします」
「あ、ありがとう。でも今は違うから――」
「なんで辞めちゃったんですか? 周りにハイスペックな男性がいっぱいいそうなのに、もったいない。私なら玉の輿に乗れる結婚相手を見つけてから辞めます」
(あれ? 鏑木さんって、実は結構、肉食系……?)
ハイスペックな男性という言葉に、布施の顔が浮かんだ。
恋愛や結婚をするために外交官になったわけではないが、結果として瑞希は布施に恋をした。
自分の気持ちに気づいた時、布施には婚約者がいたので、叶わぬ恋だとわかっていても密かに想いを募らせていたのだ。
彼に片思いをしていた当時の気持ちに戻されそうになり、瑞希は鏑木から離した手を握りしめた。
そして無理して口角を上げる。
「鏑木さん、私はシングルマザーなんだよ。知らなかった? 母親業に忙しいから出会いはいらないんだ。それでは蛭間さん、私はバックヤードに戻りますね。お茶が足りなくなった時に備えて、ポットをもう一台、用意しておきます」
「あ、はい。すみませんがよろしくお願いします」