エリート外交官の激愛~秘密の一夜で身ごもった子ごと愛されています~
(私も布施さんに愛されてみたい。もしかしてこれはチャンスかも。布施さんと体の関係を持つことができたら、女として意識してくれるかもしれない)
布施に触れようと手を伸ばしたり引っ込めたりを数回繰り返し、十分ほど心を揺らした。
瑞希の恋愛遍歴は貧しい。
過去に彼氏はひとりきりで、お互い大学生だったため勉強に忙しく二か月で別れてしまった。
そんな恋愛に不慣れな瑞希なので、布施を誘ってみようにもなかなか実行に移せない。
(やっぱり、やめておこう……)
拒絶されたら気まずくなりそうで、怖い。
瑞希は両手でベッドのマットレスを押し、立ち上がろうとした。
スプリングが沈んで、布施の体が揺れる。
眠りは浅かったのだろう。
「ん……」と目を覚ました様子の彼が寝返りを打ち、瑞希の腕を引いた。
「きゃっ!」
倒れ込んだ瑞希は、そのまま布施に抱きしめられる。
鼓動が一瞬にして最高速度に達し、言葉が出ない。
驚きの後には、この状況に喜びが湧き上がるが――。
「京香さん、行かないでくれ……」
悲痛な布施の胸の内を聞いてしまい、気分は急降下。
瑞希の中に複雑な感情が入り乱れる。
布施に触れようと手を伸ばしたり引っ込めたりを数回繰り返し、十分ほど心を揺らした。
瑞希の恋愛遍歴は貧しい。
過去に彼氏はひとりきりで、お互い大学生だったため勉強に忙しく二か月で別れてしまった。
そんな恋愛に不慣れな瑞希なので、布施を誘ってみようにもなかなか実行に移せない。
(やっぱり、やめておこう……)
拒絶されたら気まずくなりそうで、怖い。
瑞希は両手でベッドのマットレスを押し、立ち上がろうとした。
スプリングが沈んで、布施の体が揺れる。
眠りは浅かったのだろう。
「ん……」と目を覚ました様子の彼が寝返りを打ち、瑞希の腕を引いた。
「きゃっ!」
倒れ込んだ瑞希は、そのまま布施に抱きしめられる。
鼓動が一瞬にして最高速度に達し、言葉が出ない。
驚きの後には、この状況に喜びが湧き上がるが――。
「京香さん、行かないでくれ……」
悲痛な布施の胸の内を聞いてしまい、気分は急降下。
瑞希の中に複雑な感情が入り乱れる。