社長はお隣の幼馴染を溺愛している《宮ノ入シリーズ④》
早口で言って、この場から立ち去ろうとした。
それなのに、要人は私の腕を掴んで放さない。
「志茉。他に言いたいことあるだろ?」
「ない……」
「嘘つきだな」
「それはお互い様でしょ! 要人だって、私に内緒にすることくらいあるんだし……」
言ってしまってから、失敗したと思った。
要人の結婚相手になりそうな人を気にしていると、言っているのと同じ。
要人は有無を言わさず、強い力で抱き締めた。
「か、要人……?」
私たちは一定の距離から、絶対に近づかなかった。
まるで、暗黙のルールのように。
それを要人は、一瞬でルールを破り、私の耳元で囁いた。
「俺が好きなのは志茉だからな」
「今、言うことじゃないでしょ? 要人、どうしたの?」
腕から逃れようとしても要人は放してくれなかった。
私の髪に顔を埋め、唇がうなじに触れる。
「や、やめっ……! ふざけてるの?」
「ふざけてなかったら、いいのか?」
「本気だったらいいって、意味じゃなくて……」
指が体をなぞり、耳朶を甘く食む。
私の体を机に押し付け、ブラウスのボタンに指が触れる。
「これ以上するなら、もうアパートの部屋には入れないわよ!」
それなのに、要人は私の腕を掴んで放さない。
「志茉。他に言いたいことあるだろ?」
「ない……」
「嘘つきだな」
「それはお互い様でしょ! 要人だって、私に内緒にすることくらいあるんだし……」
言ってしまってから、失敗したと思った。
要人の結婚相手になりそうな人を気にしていると、言っているのと同じ。
要人は有無を言わさず、強い力で抱き締めた。
「か、要人……?」
私たちは一定の距離から、絶対に近づかなかった。
まるで、暗黙のルールのように。
それを要人は、一瞬でルールを破り、私の耳元で囁いた。
「俺が好きなのは志茉だからな」
「今、言うことじゃないでしょ? 要人、どうしたの?」
腕から逃れようとしても要人は放してくれなかった。
私の髪に顔を埋め、唇がうなじに触れる。
「や、やめっ……! ふざけてるの?」
「ふざけてなかったら、いいのか?」
「本気だったらいいって、意味じゃなくて……」
指が体をなぞり、耳朶を甘く食む。
私の体を机に押し付け、ブラウスのボタンに指が触れる。
「これ以上するなら、もうアパートの部屋には入れないわよ!」