世話好き女子がクーデレ男子を愛育した結果 1




「食べよう」
「いただきます」
「はい、召し上がれ」



 あかりは、総一郎がスクランブルエッグを頬張りご飯をかき込んで、幸せそうにほっぺをもぐもぐさせているのを見てとても満たされていた。


 相変わらずうっとりする食べっぷりだ。あかりはお味噌汁を啜りながら、総一郎のおかわりのタイミングを待つ。


 朝から美味しそうに食べてたくさんおかわりしてくれる。あかりはお世話欲をたっぷり総一郎に満たしてもらい、今日も幸せである。


 お腹いっぱいご飯を食べ終え、ゆっくりしていると総一郎はもう家を出る時間だ。


 スポーツバッグを背負い玄関に向かう総一郎をあかりは追う。



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