夏の終わり〜かりそめの恋人が、再会したら全力で迫ってきました

「見せつけてるのか?羨ましい」

「お前がやると生々しすぎるんだよ」

「待てもできない、犬以下だな」

等が、男性陣からの罵声。

「うわー友人の生キス後なんて見たくなかったわ」

「あれ、牽制よね。亜梨沙は自分のものだっていう。やり過ぎだわ」

「でも、愛されてる感が羨ましい」

女性人の声に、「羨ましいのか。なら、俺もしたい」という男性の声があったとか、なかったとか。

さすがのやり過ぎに、向こうのご両親は、顔面蒼白で、引き攣る祖父と父の元へ駆け寄っていた。

しばらく、理玖の友人達の間での披露宴で唇じゃなくても、頬にキスマークをつけて再入場することが流行となったとか…後々噂で聞くこととなる。

堅苦しい招待客も交える大掛かりな披露宴が後に控えている為、自分達らしさの詰まった小規模の披露宴パーティは、とても、思い出深い物になった。

時期をずらしての大規模な披露宴は、まぁ、面倒なことだらけ。

席順がどうとか、お色直しは最低5回はとか(普通って何回?)細々としたことを入れたら、あーでもない、こうでもないと。決まったと思ったら横槍がはいり、練り直し。

無事、披露宴が終わった時は、母も私もやつれていて、あんなことは、一回で十分だと遠い目をしたのは、一昔前。
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