夏の終わり〜かりそめの恋人が、再会したら全力で迫ってきました
「うっ、ごめんなさい。でも、食事だけだよ。千秋様と婚約なんて考えられない。私には理玖だけだもの」
「お前がそう思っていても、まわりが思わないんだよ。ありえないってわかっていても俺がどんなに焦ったか…千秋に今日までなんとかしないと、亜梨沙をもらうって言われて、今日まで奔走して駆けずり回った俺を癒してくれよ」
「お仕事大変だったんだね」
「仕事ちゃ仕事だけど、お前と俺の為に頑張ったんだぞ」
「どういうこと?」
「説明してたら萎える。今は、お前を抱きたいってわかってるだろう。焦らすなよ」
チュッと唇にキスされて、半身を押しつける理玖。
キャミソールの下のブラジャーのフォックを外され、ストッキングと一緒にショーツまで器用に膝まで脱がされる。
「…待って…ここで?」
「ここで」
ネクタイを緩める仕草は艶かしく、色欲を孕んだ目に逆らえず、自ら理玖の唇に唇を重ね、欲情した体を擦り付けた。
「誰だよ。お前をこんないやらしい身体にした奴」
「理玖でしょ」
「俺しか知らないんだよな」
「そうだよ。会えなくて寂しかった」
口角をあげて揶揄う理玖からは、先程の不機嫌さは消えていた。
「それなら、淫らに愛し合おうな」
会えなかった時間を埋めるように、2人は息つく暇も惜しんで愛し合った。