シングルマザー・イン・NYC
「ええっ、そんな、申し訳ないです。お客様にして頂くなんて――」

「――キワ、私はあなたのこと、単なる美容師とは思っていないのよ。毎週のように会っているし、いつもとてもよくしてくれるし、私の友人たちまでお世話になって。みんな、あなたのことが大好きよ」

カミーユさんだけでなくその友人の皆さんは、私の大切なお客様だ。
しかし、通常は友人や親せきが開催するのが普通であるベイビーシャワーを、お客様である彼女たちにしてもらうわけにはいかない。
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