バースデイ・プレゼント 『幼なじみはトップアイドル』おまけSS
 顔を上げ、琥珀色の瞳を見つめると、柔らかな眼差しで見つめ返される。

 彼の手がわたしの頬を撫で、指先が顎を捉え、唇が重なる。
 そして、璃音の舌はわたしの唇をそっとなぞり、そのまま歯列を割って中に入ってくる。

 食らいつくされそうなほどの、貪欲なキス。

 でもそうされることが嬉しくて、わたしも彼の背に回した手に力を込めた。

 そのまま、縺れ合ってベッドに行ってしまいそうになったそのとき、璃音のお腹が鳴った。 
 「そういや、腹、減ったよな」とちょっと情けない顔で言った。

 可愛い。
 わたしは思わず微笑む。
 璃音はちょっとむくれて
 「そんな余裕のある顔、できないようにしてやるからな」と捨て台詞を吐いてから、ダイニングに行く支度をはじめた。
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