期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
彼はLDKの奥の部屋に私を案内した。
「此処はゲストルーム。俺と無事に挙式を終えるまで、此処で寝泊まりしてくれ」

シングルベットが二つ。
ホテルの一室のようなシンプルな部屋だった。

「じゃ俺は仕事するし…自由にするといい」
「え、あ…」

彼は私を部屋に残して出て行こうとした。
すると私のお腹の虫がグーと鳴る。

「・・・プッ」

「・・・夕ご飯、食べてないんだから…仕方がないでしょ」

私は顔を紅く染めながら笑う彼に反論した。

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