ひとつ屋根の下、憧れモテ王子は甘い愛を制御できない。
*
「お、織くんっ?!あの、ちょ、ちょっと待って」
「待たない」
「いや、その、私にはこういうのまだ早いというか似合わないというか!」
なぜか私は今、自分の部屋のベッドで織くんに押し倒されている。
まさか、実家のベッドで推しに押し倒される世界線があるなんて、誰が思うであろうか。
推しに押し倒され……ダ、ダジャレみたいだ……ってそんなこたぁーどーでもよくて!
これはあれだ、緊急事態というやつだ!
いやまぁ……先程、推しが恋人になったばかりで、好き同士がそういうことしてても別に変なことではないし、
ていうか、私と織くんが好き同士ってやっぱり意味がわからなすぎるし!!
とまぁ、ただいま頭は大混乱。
自分の部屋に追加の冬服やコートを取りに織くんと入って。
久しぶりの自分のベッドにちょっと座ってみたら、やっぱり自分の部屋は落ち着くなぁなんて思って。
ついつい横になってしまったのがいけなかった。