片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
「お帰りなさい…圭斗さん」
「澪…いつもありがとう…」

彼は私にお礼を言う。

「私は少しでも支配人の仕事の軽減の為、秘書として尽くしてるだけです」

秘書は名目で、愛する人の為に尽くしていた。

「今夜は俺が久しぶりに凪斗と寝る…君はこの部屋でゆっくりと休むといい・・・」

と彼は私に一人で寝る用の部屋のカードキーを渡した。

「ヤダッ…僕…おねえちゃんとねる!」

凪斗君の方が私に抱きつき、圭斗さんとの添い寝を拒否する。

「凪斗…」

「おねえちゃん…ママとおなじにおいがするから・・・」

「…澪…何五歳の子をたぶらかしているんだ?」

「私は何もしてませんよ…」

凪斗君は私にピタリとくっついて離れなかった。

「分かった…凪斗は澪と寝ろっ…」

圭斗さんの方が折れた。

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