片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
「私をこうして抱き締めていいのは貴方だけです…圭斗さん」

「澪…愛してる…」

彼の胸から顔を上げた私の唇にそっと口づける。

重なる唇。

熱く滾る彼の唇の温度が私の唇を溶かしていくような甘い甘いキス。

他の人とは距離を取りながらも彼だけとはこうしてカラダを寄せ合っていたい。

角度の変わるキスを落としながら、彼は私をソファに押し倒した。

「澪…愛してる…」

彼は耳許で囁き、耳朶を甘く噛んだ。

「俺も君を抱き締めたい…」

そう言って、私のカラダを組み敷き、スーツを脱いでいく。

彼の愛撫でカラダを擽られ、久方ぶりの快楽を与えられる。

全身で愛され、突き上げられてカラダが弛緩した。

「俺ともう一度やり直してくれ…澪」

絶頂でカラダが蕩けて放心的になった私にやり直しの言葉を投げる圭斗さんに頷いた。

「はい…もう一度貴方の妻にして下さい…」

「ありがとう…澪」

< 120 / 204 >

この作品をシェア

pagetop