絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
「さっき、私は元の姿に戻ることを望めば戻れるって言った?」
「ああ。自身の身を守るために一時的に姿を変えたのだから、お前が本気で戻りたいと望めば戻れるはずだ」
本気で戻りたいと望めば戻れる?
突然この姿になってしまい、イラリオさんに保護されて今日まで流れに身を任せて過ごしてきた。けれど、私が元の姿に戻りたいと望めば、すぐにそれは叶うのだろうか。
少し考えて、私は首を横に振る。
元に戻ったところで、王都のあの家はもう処分されてしまっているだろう。生活の基盤もないし、私が元に戻ればイラリオさんは今までのように一緒に暮らしてはくれないだろう。
それに、私は聖女候補だったのに聖協会から偽物の疑いをかけられたのだ。生きていることが知られたら、それこそ処刑になるかもしれない。
つまり、戻るメリットが見つからないどころか、デメリットしかない。
更に質問しようとしたそのとき、背後から「エリー」と呼びかける声がした。
「レオ?」
振り返ると、入り口から歩いて来る騎士団服姿のイラリオさんが目に入った。
「外出先から戻ってきたら、部下から聖獣が目を覚ましたって聞いて見にきたんだ。エリーもその話を聞いてここに?」
「うん」
「ああ。自身の身を守るために一時的に姿を変えたのだから、お前が本気で戻りたいと望めば戻れるはずだ」
本気で戻りたいと望めば戻れる?
突然この姿になってしまい、イラリオさんに保護されて今日まで流れに身を任せて過ごしてきた。けれど、私が元の姿に戻りたいと望めば、すぐにそれは叶うのだろうか。
少し考えて、私は首を横に振る。
元に戻ったところで、王都のあの家はもう処分されてしまっているだろう。生活の基盤もないし、私が元に戻ればイラリオさんは今までのように一緒に暮らしてはくれないだろう。
それに、私は聖女候補だったのに聖協会から偽物の疑いをかけられたのだ。生きていることが知られたら、それこそ処刑になるかもしれない。
つまり、戻るメリットが見つからないどころか、デメリットしかない。
更に質問しようとしたそのとき、背後から「エリー」と呼びかける声がした。
「レオ?」
振り返ると、入り口から歩いて来る騎士団服姿のイラリオさんが目に入った。
「外出先から戻ってきたら、部下から聖獣が目を覚ましたって聞いて見にきたんだ。エリーもその話を聞いてここに?」
「うん」