絶体絶命の聖女候補、幼女薬師になってもふもふと聖騎士団をお助けします!
本当は知らないけれど、話が進まなそうなのでとりあえず頷く。
「わたくしを見つけてくださった聖騎士様に聞いたら、代々の聖女光臨の儀では聖女候補のうち特も聖獣の血──つまり王族に近い方の中が選ばれているんですって。わたくしの家門は、調べたら七代前に王室の方とご縁があったみたいだけれど、それって縁があるとも言いづらい位薄いわ。他の方はもっと近いときに王族との縁があるの。だから、わたくしは絶対に違うと思うわ」
「なるほど……」
つまりメアリさんの話を整理すると、聖女の神聖力はアリスベン王国の建国者である初代国王──聖獣の力が由来であるから、血が薄い自分は絶対に違うと言いたいのだろう。
「それなら、私も違うと思います」
「あら、なぜ? アリシアさんは平民だけど父親が不明って聞いたわ。だから、ひょっとすると公爵様の庶子ってこともあり得るんじゃない?」
「わたくしを見つけてくださった聖騎士様に聞いたら、代々の聖女光臨の儀では聖女候補のうち特も聖獣の血──つまり王族に近い方の中が選ばれているんですって。わたくしの家門は、調べたら七代前に王室の方とご縁があったみたいだけれど、それって縁があるとも言いづらい位薄いわ。他の方はもっと近いときに王族との縁があるの。だから、わたくしは絶対に違うと思うわ」
「なるほど……」
つまりメアリさんの話を整理すると、聖女の神聖力はアリスベン王国の建国者である初代国王──聖獣の力が由来であるから、血が薄い自分は絶対に違うと言いたいのだろう。
「それなら、私も違うと思います」
「あら、なぜ? アリシアさんは平民だけど父親が不明って聞いたわ。だから、ひょっとすると公爵様の庶子ってこともあり得るんじゃない?」