平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
ジェドが早速挨拶すると、アリスティアが扇を口元にあてて、大変満足そうな笑顔で何度もうなずいた。
「ええ、ええ分かっております。うふふっ、そんなこと全然いいのよ! ようやくお前の結婚式を迎えられるのかと思うと、本当に嬉しくって」
「喜んで頂けて俺も嬉しいですよ」
ジェドが、にこっと綺麗な笑みを返した。
すると素早くヴィクトルが移動し、両腕を叩きながら息子へ続ける。
「お前ときたら、また急に婚約する旨のサプライズ連絡をしてきおって! しかも婚約指輪を着けての婚約の書面作りに来たのも、大変嬉しかったぞ!」
「事前に婚約の時期を教えずにすみませんでした。けれど、父上にもプレゼントになれば、と思ってリズと計画を立てていたんですよ」
「なんと素晴らしい計画だ! 腹黒の可愛げがないお前のことだから、きっとリズさんの案だな? ふっふっふ、こんなに可愛い娘ができてハッピーだよ!」
わはははと、ヴィクトルが感情豊かに喜びを表した。リズとブラッシング道具のことを、手紙でやりとりをしたのも大変嬉しかったのだと上機嫌で語る。
ジェドは、ずっときらきらとしたオーラが溢れる『理想の上司ナンバー1』の笑顔で両親に接していた。
軍服を着ているけれど、こうして見ていると貴族同士の華やかな世界だ。それを後ろから見ていた獣騎士たちは――揃ってオバケでも見たような表情だった。
「うわー、気持ち悪い」
「ええ、ええ分かっております。うふふっ、そんなこと全然いいのよ! ようやくお前の結婚式を迎えられるのかと思うと、本当に嬉しくって」
「喜んで頂けて俺も嬉しいですよ」
ジェドが、にこっと綺麗な笑みを返した。
すると素早くヴィクトルが移動し、両腕を叩きながら息子へ続ける。
「お前ときたら、また急に婚約する旨のサプライズ連絡をしてきおって! しかも婚約指輪を着けての婚約の書面作りに来たのも、大変嬉しかったぞ!」
「事前に婚約の時期を教えずにすみませんでした。けれど、父上にもプレゼントになれば、と思ってリズと計画を立てていたんですよ」
「なんと素晴らしい計画だ! 腹黒の可愛げがないお前のことだから、きっとリズさんの案だな? ふっふっふ、こんなに可愛い娘ができてハッピーだよ!」
わはははと、ヴィクトルが感情豊かに喜びを表した。リズとブラッシング道具のことを、手紙でやりとりをしたのも大変嬉しかったのだと上機嫌で語る。
ジェドは、ずっときらきらとしたオーラが溢れる『理想の上司ナンバー1』の笑顔で両親に接していた。
軍服を着ているけれど、こうして見ていると貴族同士の華やかな世界だ。それを後ろから見ていた獣騎士たちは――揃ってオバケでも見たような表情だった。
「うわー、気持ち悪い」