平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「魔女……?」
思わず足を止めてしまったら、気づいたジェドと一緒に獣騎士たちも見てきて「ああ」と声をかけてくる。
「『魔女が』っていう、いつもの騒ぎさ」
「信じている連中と、便乗して商売で一稼ぎする奴が都会に大集合するわけだ」
「とすると、このお祭り騒ぎも一部はその理由があるってわけか。納得」
ふむふむと別の獣騎士も辺りを見回し、豊かな髪をかき上げる。けれどリズは、一人だけきょとんとして呑み込めない。
「だから、その『いつもの魔女の』って、なんですか?」
「え。もしかしてリズちゃん、知らないの?」
獣騎士たちが、揃って見てきた。ジェドも想定外だったようで、珍しく少し目を丸くしている。
「『魔女の王都滅亡譚』を題材に、演劇とか絵本にもなっているくらい有名なんだけど」
「魔女が有名? ……いえ、知りませんでした」
リズは、大きな赤紫色の目をぱちくりする。魔女が出てくるような物語を読んだのも、二、三冊くらいしか覚えがない。
周りをよくよく見てみれば、あちらこちらで占いもされていた。水晶を置き、異国の衣装のようなもので顔の半分を隠したりと雰囲気がある。魔女をうたっている商品なのか、奇妙な形の雑貨を売っているところも目立った。
ジェドが同じように眺め、冷ややかに目を細める。
思わず足を止めてしまったら、気づいたジェドと一緒に獣騎士たちも見てきて「ああ」と声をかけてくる。
「『魔女が』っていう、いつもの騒ぎさ」
「信じている連中と、便乗して商売で一稼ぎする奴が都会に大集合するわけだ」
「とすると、このお祭り騒ぎも一部はその理由があるってわけか。納得」
ふむふむと別の獣騎士も辺りを見回し、豊かな髪をかき上げる。けれどリズは、一人だけきょとんとして呑み込めない。
「だから、その『いつもの魔女の』って、なんですか?」
「え。もしかしてリズちゃん、知らないの?」
獣騎士たちが、揃って見てきた。ジェドも想定外だったようで、珍しく少し目を丸くしている。
「『魔女の王都滅亡譚』を題材に、演劇とか絵本にもなっているくらい有名なんだけど」
「魔女が有名? ……いえ、知りませんでした」
リズは、大きな赤紫色の目をぱちくりする。魔女が出てくるような物語を読んだのも、二、三冊くらいしか覚えがない。
周りをよくよく見てみれば、あちらこちらで占いもされていた。水晶を置き、異国の衣装のようなもので顔の半分を隠したりと雰囲気がある。魔女をうたっている商品なのか、奇妙な形の雑貨を売っているところも目立った。
ジェドが同じように眺め、冷ややかに目を細める。