平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「販売商法がほとんどだが、寄付金集めを目的とした信者の集団もある。ほら、あれも信者集めの一つだ」
肩を抱いたジェドが、リズへ行き交う人々の向こうを指差した。
そこには、独特な衣装で顔まで隠した複数の人がいた。
彼らは王都民に向かって、「魔女様は偉大である」と何やら説いている。魔女は悪ではない、国の陰謀だと訴えているようにも聞こえた。
「信仰団体ではないようですが、あれは何をしているんですか?」
「『魔女は迫害され、歴史から消された被害者だ』という善人説を唱えているだけだ。立派な学者も入っているというのだから、馬鹿馬鹿しい」
なんだか言い方がきつくて、リズは口をつぐんだ。
獣騎士たちが、そっとしておいてと苦笑いでジェスチャーを送ってくる。疑問を覚えたものの、肩を抱く彼の手で歩みを促された。
面倒そうにお座りして待っていたカルロが、ようやくかと言いたげに立ち上がって、他の相棒獣たちと共に続いた時だった。
「そこの春色の髪のお嬢さん。占ってあげようか?」
道端に、小さな台を構えた女性占い師に声をかけられた。ヴェールで顔の上は隠しているけれど、赤い唇が見えていた。
「えっ、私ですか?」
「軍人の方々と歩いているから、寄りづらいだろうと思ってね。結婚、するんだろう?」
肩を抱いたジェドが、リズへ行き交う人々の向こうを指差した。
そこには、独特な衣装で顔まで隠した複数の人がいた。
彼らは王都民に向かって、「魔女様は偉大である」と何やら説いている。魔女は悪ではない、国の陰謀だと訴えているようにも聞こえた。
「信仰団体ではないようですが、あれは何をしているんですか?」
「『魔女は迫害され、歴史から消された被害者だ』という善人説を唱えているだけだ。立派な学者も入っているというのだから、馬鹿馬鹿しい」
なんだか言い方がきつくて、リズは口をつぐんだ。
獣騎士たちが、そっとしておいてと苦笑いでジェスチャーを送ってくる。疑問を覚えたものの、肩を抱く彼の手で歩みを促された。
面倒そうにお座りして待っていたカルロが、ようやくかと言いたげに立ち上がって、他の相棒獣たちと共に続いた時だった。
「そこの春色の髪のお嬢さん。占ってあげようか?」
道端に、小さな台を構えた女性占い師に声をかけられた。ヴェールで顔の上は隠しているけれど、赤い唇が見えていた。
「えっ、私ですか?」
「軍人の方々と歩いているから、寄りづらいだろうと思ってね。結婚、するんだろう?」