平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
言い当てられたことに素直に驚いた。しかしジェドがリズの腰に腕を回し、占い師から遠ざけるように自分の反対側へ置く。
「よくある手法だ。顔が知られているんだろう」
「でも」
「ただの悪徳商法だ。顔を知らていなくとも、指輪を見てふっかけられる」
リズは、自分の左手を見下ろした。言葉を遮った強さも、騙されるなという注意の意図だったのだろう。
「随分な言いようだねぇ」
占い師が、くすくす笑ってそう言った。
「女の子なら、恋の占いは気にならないかい?」
追って告げられ、ドキッとした。
今、リズの隣にいるジェドが、彼女の〝好きな人〟だ。恋の相性というのがあるのなら、女子としてはちょっと気になる。
少し前までは上司と部下だった。婚約指輪をはめた日、これからの人生を二人で支え合い、妻と夫として一緒に生きていくことを約束し合った。
でも彼の相手がリズでいいのか、今だって考えている。
どんどん進んでいく結婚の準備で、少しの暇に悩んでしまっている。いい占い結果が出たら、気持ちを後押ししてくれるんじゃないかと小さな望みが湧く。
「不要だ」
不意にジェドの方へ抱き寄せられた。びっくりしている間にも、冷ややかに占い師を睨み付けた彼が踵を返す。
「カルロ、お前たちも行くぞ」
「あっ、はい!」
「よくある手法だ。顔が知られているんだろう」
「でも」
「ただの悪徳商法だ。顔を知らていなくとも、指輪を見てふっかけられる」
リズは、自分の左手を見下ろした。言葉を遮った強さも、騙されるなという注意の意図だったのだろう。
「随分な言いようだねぇ」
占い師が、くすくす笑ってそう言った。
「女の子なら、恋の占いは気にならないかい?」
追って告げられ、ドキッとした。
今、リズの隣にいるジェドが、彼女の〝好きな人〟だ。恋の相性というのがあるのなら、女子としてはちょっと気になる。
少し前までは上司と部下だった。婚約指輪をはめた日、これからの人生を二人で支え合い、妻と夫として一緒に生きていくことを約束し合った。
でも彼の相手がリズでいいのか、今だって考えている。
どんどん進んでいく結婚の準備で、少しの暇に悩んでしまっている。いい占い結果が出たら、気持ちを後押ししてくれるんじゃないかと小さな望みが湧く。
「不要だ」
不意にジェドの方へ抱き寄せられた。びっくりしている間にも、冷ややかに占い師を睨み付けた彼が踵を返す。
「カルロ、お前たちも行くぞ」
「あっ、はい!」