冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
それにしても、平静を装っているくせして目を合わせないようにしているのがおかしくて、噴き出しそうになった。

照れくさいんだろうな。

再び調理を始めた彼女にそっと近づき、うしろから抱きしめる。


「キャッ」
「なんでそんなに驚いてるんだよ」
「あ、危ないですから」


つい数時間前、あんなに乱れていたのに、これくらいのことで耳まで真っ赤にするなんて。

俺はすぐさま火を止め、彼女をクルッと回して唇を奪う。


「なぁ、すぐにでも引っ越してこい」
「で、でも……」


プロポーズを受け入れたんだろう?
なにをためらうことがあるんだ。


「全部、七緒の好きなようにコーディネートしていい。リビングだけじゃなく、寝室もほかの部屋も」


むしろそうしてほしい。


「本当ですか? だけど、もう十分いい家具がそろってるから、配置を変えたり足したりするだけでよさそうです。あのベッド、『ヴェリナ』のものですよね」
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