冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
今朝まで夫婦関係は良好で、この上ない幸せを感じていた。
どうしてこんなことに……。


「戻ってきて。説明してよ……」


私をパワハラから守ってくれたように、彼が法律を武器に、弁護士として困った人や企業を助ける姿を尊敬していた。

けれど、初めて弁護士でなければいいのにと思ってしまった。



眠れぬ夜を過ごした早朝。
カーテンを開けると、昨日とは一転、恨めしいくらいに晴れ渡っている。

冷たい水で顔を洗い、鏡を覗き込んだ。


「ひどい顔」


彬さんがいないというだけで、いや、彼とケンカをしただけで、自分がこんなに憔悴してしまうとは思わなかった。


彼と出会う前は、彼氏を作る気にもなれず、ひとりで生きていくんだと気を張っていた。

インテリアコーディネーターとして、ひたすら仕事に邁進(まいしん)している自分が好きだった。

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