冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
相談に乗ってもらいたかったところだけれど、彼はそれを仕事としているのだから料金が発生するのは当然だろう。

ただ、親切な人だと感動していたが、意外にも淡々としていて割り切った性格なんだと感じた。

私なら友人のリフォームやリノベーションの相談なら、ある程度は無償で請け負ってしまうもの。

いや、彼とはここで会っただけの赤の他人で、私が勝手に身近に感じていただけだし、そもそも報酬額がけた違いか。


「八木沢彬さん、か」


コンプライアンスについて教えてもらえただけでも、ラッキーなんだろうな。

彼の名刺をじっと見つめてそんなことを考えていた。



それから一時間ほどでなんとか平面図は完成した。

八木沢さんと話したことで気分が変わり、今の仕事は完璧にしようと気合が入ったのだ。

仕事の不出来を部署の異動の理由にされては困る。


「あとは明日」


< 37 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop