冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
肩を落としたままインテリア部に戻ると、戻ってきていた園田部長が私を見てニヤニヤ笑う。


「おぉ、経理部の新見さん。どうぞお元気で」
「園田部長、それはないんじゃ」
「丹下さん」


丹下さんがかばってくれようとしたけれど、私は首を振って制した。
彼も目をつけられてはまずい。


「お世話になりました。園田部長、もうセクハラはやめてください」
「は?」


部署の皆の前でセクハラとはっきり言ったのは初めてだ。
だからか、園田部長は眉をつり上げる。

やっぱりこのまま引き下がりたくない。

必死につかんだ仕事から外されて、人生を台無しにされて、園田部長になんのおとがめもないなんて受け入れられない。

丹下さんや尾崎さんが心配げに私を見つめているので、深々と頭を下げて荷物を持ちインテリア部を出て経理部に向かった。


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