冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
私や尾崎さんが辞めれば済む話ではなくなっているような。

今後ほかの女性社員も同じような目に遭い、苦しむ姿が想像できる。

とはいえ、インテリアコーディネーターとして働けなくなるかもしれないという現実が不安になって襲いかかってくる。

いや、どうせおとなしく経理に行っても、園田部長が辞めない限りインテリア部には戻れないだろう。

コンプライアンスに関する意識が低いこの会社には、なにも期待できない。


「パワハラ防止法というものが施行されて、企業にはパワハラを解決する義務があるはずです。セクハラも同様です」


八木沢さんに教えてもらってから少し調べた知識をぶつける。


「だから、そのパワハラやセクハラがあればの話だ。ごねてないでさっさと経理に行きたまえ」


下川さんは話を打ち切り、奥に入っていってしまった。



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