溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
臨海副都心・湾岸エリア。
『有明パーク』
六十建ての高層ビルの高層フロア『ヘブンズホテル・有明』の会員制レストラン&バーでその相手と会うコトになった。
「今までに見たコトないぐらい…笹倉さん、素敵だな」
「院長!?」
「そりゃ奏多君のパパになるかもしれない人だもんね…七海」
「由夢さん!?」
忙しい奏弥さんの代わり、京弥院長と由夢さんが付き添う。
訊けば、その人は院長の後輩でもあるらしい。
硝子張りのエレベーターが最上階へと上がっていく。
夜の帳の下りた街はイルミネーションで彩られていた。その向こうに見える海は夜の闇と同化して、静かに波打っていた。
『有明パーク』
六十建ての高層ビルの高層フロア『ヘブンズホテル・有明』の会員制レストラン&バーでその相手と会うコトになった。
「今までに見たコトないぐらい…笹倉さん、素敵だな」
「院長!?」
「そりゃ奏多君のパパになるかもしれない人だもんね…七海」
「由夢さん!?」
忙しい奏弥さんの代わり、京弥院長と由夢さんが付き添う。
訊けば、その人は院長の後輩でもあるらしい。
硝子張りのエレベーターが最上階へと上がっていく。
夜の帳の下りた街はイルミネーションで彩られていた。その向こうに見える海は夜の闇と同化して、静かに波打っていた。