溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
久しぶりに味わう胸のときめき。
ママになって忘れたいた感情。
入社時に壇上に立つ加那斗さんの姿を見て、ドキドキしていた感覚と同じ。
加那斗さんと別れて、五年。
私は奏多を産み、ひたすら女性の自分を押し殺し、母親として振舞って来た。
「着いたぞ」
私達を乗せたエレベーターが最上階に着いた。
急激に駆け上がったエレベーターの浮遊感でホールに降りた途端、足許がフラついた。
「おっと…大丈夫か?」
私を支えてくれたのは京弥院長ではなかった。
懐かしい声。
私は恐る恐る顔を上げて、懐かしい声の主を見た。
昔と同じで、自分のスタイルの誂えたブラウン系のスーツ姿。
最愛の彼は素敵に年を重ねていた。
「先に来てたのか…相良」
「お久しぶりです。京弥先輩」
「えっ?」
「紹介する…俺の後輩で、奏弥の先輩の相良加那斗だ…」
「初めまして…笹倉さん」
「え、あ」
再び、加那斗さんが私の前に姿を現した。
ママになって忘れたいた感情。
入社時に壇上に立つ加那斗さんの姿を見て、ドキドキしていた感覚と同じ。
加那斗さんと別れて、五年。
私は奏多を産み、ひたすら女性の自分を押し殺し、母親として振舞って来た。
「着いたぞ」
私達を乗せたエレベーターが最上階に着いた。
急激に駆け上がったエレベーターの浮遊感でホールに降りた途端、足許がフラついた。
「おっと…大丈夫か?」
私を支えてくれたのは京弥院長ではなかった。
懐かしい声。
私は恐る恐る顔を上げて、懐かしい声の主を見た。
昔と同じで、自分のスタイルの誂えたブラウン系のスーツ姿。
最愛の彼は素敵に年を重ねていた。
「先に来てたのか…相良」
「お久しぶりです。京弥先輩」
「えっ?」
「紹介する…俺の後輩で、奏弥の先輩の相良加那斗だ…」
「初めまして…笹倉さん」
「え、あ」
再び、加那斗さんが私の前に姿を現した。