溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
「俺のスマホでした…」

彼はソファから腰を上げて、全面硝子のカウンター席に行ってしまった。

「相良さん…私のコト…全部知ってますよね…院長」

「ん、あ・・・奏弥から訊いた…奏多君のパパは相良だろ?」

「それは…」

「隠さなくてもいいよ…DNA鑑定もしているし…相良も知ってる…」

「いつの間に!?」

「相良も君に会いたがっていた…五年前は許婚が居たけど…今は居ない…」

「京弥さん…常盤の奥さんが破水したらしい…緊急帝王切開だって…今、常盤から電話を貰った」

「そっか…何週目だっけ?」

「…二十七週入ったトコよ」


「三人とも1000グラム超えてればいいけど…心配だな…」

辺りには暗い空気が流れ込んだ。

「あ…二人はあっちで話しなよ…俺達は無視していいから…」

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