陰キャの渡瀬くんは私だけに甘く咬みつく
わざとらしくリップ音を立てたり、甘噛みしたり。
優しく触れる柔らかな唇が甘くあたしを酔わせる。
一年前、突然の快感に戸惑って縋り付くあたしに陽呂くんがとった行動がこれだった。
こんな風に甘く痺れるようなキスじゃなくて、もっと幼い……ぶつかるような触れるだけのキスだったけど。
まあ、あれはあれでびっくりして快感どころじゃなくなったから良かったのかもしれない。
あの頃に比べたら陽呂くんのキスは凄くうまくなった。
いや、無茶苦茶上手くなった!
ついばむようなキスに唇がしびれてくると、今度は舌で舐められる。
あたしの唇の形を確かめるようになぞられて恥ずかしい。
「んっあぁ……」
陽呂くんみたいにとはいかなくても、あたしも少しは応えたい。
そう思って唇を開き舌を出そうとすると、今度はそれを狙っていたかのように深い口づけをされる。
何とか応えようとするのに、陽呂くんに翻弄される方が早い。
キス以上のことはしないのに、全身が彼に奪われてしまったような感覚になるんだ。
優しく触れる柔らかな唇が甘くあたしを酔わせる。
一年前、突然の快感に戸惑って縋り付くあたしに陽呂くんがとった行動がこれだった。
こんな風に甘く痺れるようなキスじゃなくて、もっと幼い……ぶつかるような触れるだけのキスだったけど。
まあ、あれはあれでびっくりして快感どころじゃなくなったから良かったのかもしれない。
あの頃に比べたら陽呂くんのキスは凄くうまくなった。
いや、無茶苦茶上手くなった!
ついばむようなキスに唇がしびれてくると、今度は舌で舐められる。
あたしの唇の形を確かめるようになぞられて恥ずかしい。
「んっあぁ……」
陽呂くんみたいにとはいかなくても、あたしも少しは応えたい。
そう思って唇を開き舌を出そうとすると、今度はそれを狙っていたかのように深い口づけをされる。
何とか応えようとするのに、陽呂くんに翻弄される方が早い。
キス以上のことはしないのに、全身が彼に奪われてしまったような感覚になるんだ。