陰キャの渡瀬くんは私だけに甘く咬みつく
陽呂くんも何となくだけどちょっとヤバって顔してる気がする。
とぼけようとしてるようにも見えるけど。
そうして騒がしかった周囲も少し落ち着いてくると、陽呂くんと悔しそうな颯くんが握手をして健闘をたたえ合うジェスチャーをする。
そんな中……。
「でもさ、おかしくねぇ⁉︎」
ひと際大きな声がその場に響いた。
「陰ヒロ――渡瀬ってこんなに運動出来るやつじゃねぇだろ? なんかズルしたんじゃねぇの?」
見ると隣のクラスの男子だった。
たぶん、颯くんの友達。
「お、おい。やめろって」
颯くんは止めようとしてるけど、その男子の周囲から話は盛り上がっていく。
「だよな! いくら颯が現役じゃないっつっても元エースだぜ? しかもみっちり練習もしてたし!」
ズルなんて……。
確かに身体能力は本当は高いよ?
でもそれを調節するのにだって特訓したし、颯くんくらい強い相手と渡り合えるくらいの動きをするのだって大変だったはず。
確かに最後は調節ちょっと失敗しちゃったみたいだけど、それでもちゃんと相手コースにバウンド出来るかどうかは賭けみたいなものだったし。
だいたい、あんなに汗をかくほど頑張ったってのは確かなはずなのに……。
それを無視して非難しないで欲しい。
他にも彼らの言葉に反発した人はいたみたいで、主にうちのクラスから声が上がる。
とぼけようとしてるようにも見えるけど。
そうして騒がしかった周囲も少し落ち着いてくると、陽呂くんと悔しそうな颯くんが握手をして健闘をたたえ合うジェスチャーをする。
そんな中……。
「でもさ、おかしくねぇ⁉︎」
ひと際大きな声がその場に響いた。
「陰ヒロ――渡瀬ってこんなに運動出来るやつじゃねぇだろ? なんかズルしたんじゃねぇの?」
見ると隣のクラスの男子だった。
たぶん、颯くんの友達。
「お、おい。やめろって」
颯くんは止めようとしてるけど、その男子の周囲から話は盛り上がっていく。
「だよな! いくら颯が現役じゃないっつっても元エースだぜ? しかもみっちり練習もしてたし!」
ズルなんて……。
確かに身体能力は本当は高いよ?
でもそれを調節するのにだって特訓したし、颯くんくらい強い相手と渡り合えるくらいの動きをするのだって大変だったはず。
確かに最後は調節ちょっと失敗しちゃったみたいだけど、それでもちゃんと相手コースにバウンド出来るかどうかは賭けみたいなものだったし。
だいたい、あんなに汗をかくほど頑張ったってのは確かなはずなのに……。
それを無視して非難しないで欲しい。
他にも彼らの言葉に反発した人はいたみたいで、主にうちのクラスから声が上がる。