GET BACK TOGETHER
私の口と目は驚きすぎて全開に開いてることだろう。

だって大知さんは優しくて気が利くし、外見も良いと女性社員から人気だ。

そんな人が、まさか私を好きだなんて思ってもいなかった。

大知さんは私の反応を見て察したようでクスッと笑った。


「そんなに驚くってことは、俺の気持ちに全然気付いてなかったんだね」

はい、全く……


「あ、顔、洗う?」

どうやら曲がり角のすぐ先にはトイレがあるようだ。
トイレの前には洗面所が付いていたようで大知さんはそこを指差した。

私は告白を保留にしてくれたのかなとホッとする。

「でも……お化粧、取れちゃうので……」

「でも絵麻ちゃんて化粧薄いし、取っても変わらなそう」

「そんなこと、ないですから……」

「洗えないなら、冷やした方が良さそうだよ?」

そう言うと大知さんは再び私の手を掴んだ。
大知さんは動揺した私に気付くことなく洗面所に付いている鏡の前まで引っ張っていく。

「赤いから。ホラ、見てみて?」

眉を下げた大知さんにそう言われたので鏡を覗いてみると私の頬は真っ赤だった。

確かにこれは冷やした方が良いと言われるな。
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