GET BACK TOGETHER
私は眉間に皺を作りながら大知さんに顔を上げた。

大知さんは笑顔だ。


何を、言ってるの……?


「アイツ、彼氏じゃないんでしょ?それなら俺ともしてよ」

私が呆然としていたら大知さんが再びハッキリ告げた。

微笑みを携えた大知さんがコツコツと革靴を鳴らしながらこちらにどんどん近付いてくる。


冗談、だよね……?

心臓が変な音を立て始めて、私は怖くなって椅子から立ち上がる。


「冗談ですよね……?」

大知さんはもう目の前。

笑ったままの大知さんが怖くて、私はジリッと後ろにあるデスクに引っ付いた。


「冗談でこんなこと言えないよ」


次の瞬間、顔を掴まれた。


「きゃーーーーんっ!」


驚いて小さく声を上げると、次には生温かい感触が唇に。


驚きすぎて目は全開。

大知さんにキスをされている。
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