GET BACK TOGETHER
「止めて、下さい……っ!」

拒否反応で勝手に両手が大知さんの胸を押していた。

が、大知さんの身体はうんともすんともびくともせず離れてくれなくて。

それどころか、両手首を掴まれた。

手を振って抵抗するが、力が強くて離れてくれない。

すると、


「きゃあ!」

私はそのままデスクに倒された。

しかも私が逃げられないように上に大知さんが覆い被さってきた。


「俺を選んでよ」

熱を帯びた瞳が私を見下ろしている。


「俺は君が好きだよ」

ストレートな言葉。

笑顔も無くて、真剣な顔。

だが、そんな言葉にも微塵も心臓は反応もしない。

だって私の心臓は光輝にしか反応しないから。


大知さんは普段は温和で優しくて頼りがいのある人。

大知さんにこんなことをさせてしまったのは私のせいかもしれない。
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