GET BACK TOGETHER
「何で逃げようとしたわけ?」

「だって光輝がいるとは思わなくてビックリしたから……」


私は未だに目の前に居る光輝が信じれなくて戸惑いながらも見ていると、光輝の瞳がフワリと優しくなった気がした。

そんな光輝に私の胸は高鳴り続けたまま。


「それより、メリークリスマス」

「え?」

「今日はクリスマスでしょ?」

「あ、うん、そうだね……」

「絵麻も言ってくれないの?」

「メ、メリークリスマス……」


昨日の夜の光輝の様子もおかしかったし、それにこんな風に裸で眠るのも久しぶりで、まだ夢の中にいるんじゃないかって思ってしまう……。

このままずっと一緒に居たい……。

何も考えずに、裸で抱き合って、幸せを感じたい……。


私は思い切って、光輝の胸の前に置いていた手を光輝の背中に回そうとした。

が、その瞬間、フッと目の前の温もりが消えた。
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