GET BACK TOGETHER
 
「もうニ十ニ時かぁ」

沙希ちゃんが呟いた。
その言葉に私も携帯を見て確認する。

「もうこんな時間だね」

そう返すと朋ちゃんの携帯が鳴った。
朋ちゃんは私達に「ちょっと出るね」と言って画面をスライドさせた。


「はい、もっしー。うん。そう。え?うーん……ちょっと待って」

朋ちゃんは会話を止めて携帯を離すと私達に言った。

「なんか、美穂達が集まってるらしい。来ないかって」


美穂ちゃんというのは中学三年の時に一緒のクラスだった女子だ。
私も美穂ちゃんとはこの二人ほどではないけれど仲良くしていた。

この前の同窓会は私はすぐに帰ったからこの二人以外はまともに話していないし、話したいな……。

沙希ちゃんが「良いよ」と返したのを見て、「私も良いよ」と返した。

「オッケー!行くわ!……え」

電話に笑顔で返事をした朋ちゃんが何故か言葉を詰まらせて固まった。

「どうかした?」

沙希ちゃんもそんな朋ちゃんが気になったようで訊いた。
朋ちゃんは気まずそうな顔を作ると言った。
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