GET BACK TOGETHER
その瞬間、手には鳥肌。

一瞬で全身へと回る。

私は勢いよく手を引き抜いた。

すると佐々木君からクスクス笑い声が聞こえてきた。


「中学の時から安東さんて純情そうだったけど、変わってないね」


なにこの人……
私をからかってるの……?

私は思わず眉間に皺を作る。


「彼氏いる?」

まさか……


「俺はちなみにフリー」

自信有り気な笑顔を向けられた。


私は自惚れたりする性格ではないけれど……この人、絶対私を狙ってる。

こういう強引な人は苦手……。


「いるよ」

私は逃げるために嫌悪感を溢れ出した顔を張り付けて嘘をつくことにした。
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