GET BACK TOGETHER
絵麻はいつでも俺を待っていただけ。

いつも好きだと言うのは俺。

デートに誘うのも、キスするのも、エッチに誘うのも、電話をするのも俺。


俺だけが溺れていたのか?

あの赤くなる顔も、照れた仕草も全部嘘だったわけ?

絵麻からは俺を好きだと分かるようなアプローチされなかったのは、俺は絵麻に遊ばれていただけ……?


絵麻は俺から去って行ったのが全てが事実だということか……


京都の家に呆然としたまま帰るが、写真すら捨てられなかった。

絵麻が京都に移り住む前にくれたカップとか、何一つ捨てられない。

捨てられたのに、俺は絵麻を忘れたくないんだ……。




十二月、親から電話が掛かってきた。

成人式はどうするのかって。


絵麻に会えるかもしれない。

捨てられたのに、絵麻に会いたい……。

そう思い、地元の成人式に参加した。


だが絵麻は来なかった。
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