GET BACK TOGETHER
俺は二次会では相変わらず近藤達と居た。
五人程女子も混ざっていたけれど俺にはどうでも良い。

先程までは前田と榊原と居たけれど絵麻はまだ二人と居るかなと顔を動かすと、何故か佐々木と居た。

やっぱりアイツは絵麻狙いかと苛々し始めた時、絵麻が立ち上がって佐々木から遠ざかるように歩き出した。

どうやら絵麻は逃げたらしい。

その行動にホッとする。

「俺、ちょっと席、離れる」

「えー?何でー?もっと話そうよ」

立ち上がって席を離れようとした俺の腕を女子の一人が掴んで引き止めてきた。

「また後で」

後も嫌だけど、とりあえず手を離せよ。

思い切り振り解いたりも出来ないから、こういうことを勝手にされると困る。

暫く「離して」と言い続けたらやっと諦めてくれて俺の腕は開放された。

絵麻、何処に行った?

キョロキョロして絵麻を探すと絵麻は長いベンチの端に遠慮がちに一人で座って居た。


あの頃みたいに引っ込み思案で、目立つのが苦手な絵麻っぽい。

絵麻は変わらない。


「絵麻」

俺が呼びかけると、勢いよく顔を上げた絵麻。

その反応は俺は期待しても良いのかな。
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